【 雙連 / 寧夏夜市 】比誰都溫柔比誰都美麗  — 杉味豆花 ドウホア

【 雙連 / 寧夏夜市 】比誰都溫柔比誰都美麗 — 杉味豆花 ドウホア

而做為沁涼配角的碎冰,細小不起眼的妳,雖然隨時會消逝在湯碗中,也沒有主角豆花一樣光滑亮麗的外表,但與主角們一同在口中造成的口感變化,柔嫩中帶來清脆、豆花享受不到的咀嚼感,Support整晚的清涼卻不會因為吃多而造成頭痛,足以角逐飯桌上的奧斯卡獎最佳配角的一定是妳,一身輕白的碎冰啊!!

そしてなにより、全然目立たない涼しさの脇役であるかき氷。あっという間にお椀の中で消え去って、主役の豆花(ドウホア)のように綺麗な外見ではないが、主役たちの柔らかさの中でしゃくしゃくの食感をもたらし、豆花にはない咀嚼感を楽しませてくれる。冷たいものを食べ過ぎた時の頭痛のそれとは違い、夜中中の清涼感をしっかり保ってくれる、卓上のアカデミー最優秀助演賞は絶対かき氷、あなたに違いない。

撰文 李律昇 攝影 まさみち    翻譯   めぐみ

我,是熱愛夏天的。但無論我如何苦苦留戀這個夏天。它似乎並不愛我。天氣實在太熱,炎炎烈日,即便我怎麼熱愛這顆赤紅火球所帶來的盛夏風情,此時此刻,我只想看著它消失在台北盆地的山頭,讓向晚的涼意舒緩濕黏悶熱的天氣。 天氣實在太熱。今年七八月著實酷暑,氣溫直逼三十七度。實在熱的受不了,即使是熱愛料理的我,也沒力氣站在火爐前料理一桌四菜一湯。我擦了擦汗,從冰箱拿出麥茶一飲而盡。決定今天就靠外食打發吧。

私は夏がとてつもなく好きだ。けどどうにも夏は私を好きじゃないらしい。なにがってとにかく暑い。愛してやまない太陽も、このときばかりは台北の山際へ早く沈んでくれないかと、ただじっと眺める。陽が落ちると夜の涼しさが、そのねっとりとした暑さを幾分か和らいでくれる。 とにかくとても暑い。今年の7、8月は大変な酷暑で気温は37℃までにも上昇した。料理好きな私も、暑さに耐えかね、さすがにコンロの前に立って一汁四菜を作る気になれない。汗をぬぐい、冷蔵庫から麦茶を取り出し一気に飲み干す。今日はもう外食すると決めた。


傍晚五六點我出門,拿著跟阿婆買來的酸梅湯,踏著拖鞋走到雙連站、民生西路一帶閒晃。薰風吹過人行道旁的樹葉,沙沙作響。好像暑氣也就這樣被過濾了,氣溫比白天時涼爽非常多。雙連這一帶可以說是台北最具有庶民風情的地方了。不是政治人物口中隨意說說的庶民,而是真正的接地氣,凝結出台北發展以來最深刻的常民文化的地方。

如果你從雙連站出來,沿著民生西路往承德路走,你會發現一家家滷肉飯、魷魚羹麵、肉粥、水餃店、現打果汁、切仔麵店、滷味、手搖飲料在大街中、在小巷裡。居民,下班的企業戰士、等等還要回去上晚自習的學生自由自在地在這裡購買自己喜歡的食物。攤販大聲吆喝,機車騎士快速地接過塑膠袋後揚長而去。

夕方5、6時に家を出て、おばあちゃんが買ってきてくれた酸梅湯を持ち、サンダルを履いた足で雙連站へ、民生西路をぶらぶら歩く。歩道の木々がさわさわと風に揺れる。どうやら暑さも風とともに去ってしまったようだ、日中よりもはるかに涼しが増している。 雙連一帯は台北でもっとも庶民の風情あふれる場所といえるだろう。

雙連駅からでて、民生西路沿いを承德路に向かって歩くと、滷肉飯、イカ麵、肉粥、水餃子、フルーツジュース、切仔麵店、滷味、シェイクジュースが大通りや小路に軒並み続いている。仕事を終えた企業戦士や帰宅後も勉強がある学生なんかが自由にここで好きな料理を購入する。道端の屋台が大声で呼び声をあげると、オートバイの運転手が素早くビニール袋を受け取り、ゆうゆうと立ち去る。

這就是生活呀。我認為雙連是一個很質樸的地方。這裡沒有太多觀光客,只有辛勤工作一天準備填飽肚子的企業戰士;像我一樣住在附近卻沒有自炊的外食族;努力工作後相揪好友一起乾一杯啤酒的藍領階級。以及為了填飽這些人肚子,日日辛勤努力討生活的老闆們。他們並不美麗,他們非常不起眼。 卻有著照片上看不見的美。比誰都溫柔、比誰都美麗。

これこそが日常だ。 雙連は飾り気のない素朴な街。ここにはそれほど多くの観光客も来ない。丸1日あくせく働きお腹をすかせた企業戦士、私のように近所に住み自炊をしない外食族、仕事後友人とのちょっと一杯を楽しむ肉体労働者。ここにいるのはこういった彼らだけだ。 そして、そんなお腹をすかせた人たちのために、日々生活と戦う飲食店の店主たち。彼らは小綺麗なわけでもなく、見た目もぱっとしない。だが写真の中の彼らには、目には見えない”美しさ”がある。誰よりも暖かく、そして誰よりも美しいのだ。


我隨意在一間麵店吃了切仔麵、豬舌與店家自製的紅油抄手。結過帳便走出店外。那時大概七點,風從騎樓中的縫隙穿過,拂上臉頰。我哼著ザ・ブルーハーツ的リンダリンダ,一邊朝著民生承德路走過去。想再回家前在去吃一碗甜點。我走到剛搬來民生西路上的老店《杉味豆花》。

杉味豆花本來是開在幾個街區外,橋旁的延三夜市的豆花店。他的好滋味令人難忘,我還記得前幾個夏天的好幾個晚上我都不惜花上大把時間,只為了去那吃上一碗豆花。

我最喜歡杉味豆花中的薏仁豆花,在這種炎天夏,哪裡找比薏仁更祛熱消暑又能與豆花完美結合的食材?杉味豆花一直都深受在地人喜愛,即使再晚些才是吃甜點的時段,店門前仍有些許人潮羅列在充滿復古風情的店前,我當然,毫不猶豫地加入他們。

私は適当に麺のお店に入り切仔麵、豚舌と自家製紅油抄手を食べた。お会計を済ませ外に出る。時間はおよそ夜7時をまわり、風がアーケードの隙間を通り抜け頬をかすめる。ブルーハーツのリンダリンダを鼻歌に民生承德路へと歩く。 家へ帰る前にちょっと甘いものを食べたい。 私は最近引っ越してきた民生西路にある老舗の杉味豆花へ立ち寄った。

杉味豆花はもともと台北橋そばの延三夜市にもあった豆花店。そのおいしさはなんとも忘れがたい逸品だ。夏の夜はしばしばこの一杯の豆花のために時間を惜しまず食べにいったものだった。

私が最も好きなのはハトムギ豆花。どこを探してもハトムギほどすずしくさせてくれて、豆花との相性もバッチリな食材はない。常に台湾人の心を掴んで離さない杉味豆花は、夜遅い時間帯でもそのレトロな風情あふれる店の前に人の列はつきることがない。私ももちろん迷いなくその列に並ぶ。

阿姨熟練地從桶中切出一塊塊白嫩的豆花放入碗中,舀入薏仁,再淋和上黑糖水後加一匙碎冰就完成了,就是一碗如此簡單的豆花。 而越是簡單的材料,越是可以看見店家的用心。豆花不但有十足濃郁的黃豆香氣,沒有加糖,但在口中擴散的是豆類的甘甜味,我認為最特別的就是在入喉之後有種若有似無的焦香,作為尾韻感覺再多也吃得下。而薏仁也因為完全沒有加糖的緣故,吃進口中會有一點微酸微苦,但這就是大人的味道,不僅僅像是小孩般單純地追求甜味而懂得享受暗藏其中的深邃滋味,這就是成為大人的證明。 而做為沁涼配角的碎冰,細小不起眼的妳,雖然隨時會消逝在湯碗中,也沒有主角豆花一樣光滑亮麗的外表,但與主角們一同在口中造成的口感變化,柔嫩中帶來清脆、豆花享受不到的咀嚼感,Support整晚的清涼卻不會因為吃多而造成頭痛,足以角逐飯桌上的奧斯卡獎最佳配角的一定是妳,一身輕白的碎冰啊!!

お店のおばさんは熟練の慣れた手つきで、桶の中から白く柔らかい豆花を取り出し、お椀に流す。ハトムギをのせ、黒糖シロップを染み込ませたあと、かき氷をさっとのせて完成。これこそシンプルな豆花だ。 シンプルな素材であるほど、お店のこだわりが垣間見れる。豆花は濃厚な大豆の香りだけではない。砂糖不使用だが豆の甘みがしっかりと口全体に広がる。一番独特なのが喉を通ったあとにかすかに焦げた香ばしい香りがするところだ。どれだけでも食べられるほどの後味。ハトムギも砂糖を使用してないため、口に入れるとわずかな酸味と苦味が感じられる。だがこれこそ大人の味と言える。子供が単純に甘いものを求めるのとは違い、隠された深い味わいを理解し楽しめる、これこそ大人である証拠だ。
そしてなにより、全然目立たない涼しさの脇役であるかき氷。あっという間にお椀の中で消え去って、主役の豆花のように綺麗な外見ではないが、主役たちの柔らかさの中でしゃくしゃくの食感をもたらし、豆花にはない咀嚼感を楽しませてくれる。冷たいものを食べ過ぎた時の頭痛のそれとは違い、夜中中の清涼感をしっかり保ってくれる、卓上のアカデミー最優秀助演賞は絶対かき氷、あなたに違いない。


我在店內吃了一碗豆花,又外帶一碗回家。令人意想不到的是風,溫熱中可以感受到好細好細的涼爽。我在街上無所事事地亂走,繞過企業戰士、外食族、藍領;路過販賣滷味、肉粽、鹽水雞、鱔魚意麵、臭豆腐、蚵仔煎的小販。 最後我走到民權西路跟雙連站之間的線形公園中,隨便找了個長椅坐下。公園有點暗,跟雙連站燈火通明形成強烈對比,仔細聽,還可以聽到隱藏在汽機車噪音中,那淡淡的生活音。我打開外帶的豆花,冰涼的水珠弄濕了我的手。碗裡裝的是豆花、薏仁跟碎冰。

我吃了一口。 好冰涼。

私は店内で豆花を一杯食べ、もう一杯をテイクアウトした。生ぬるい風の中で感じるわずかな清涼感は全く思ってもない気持ち良さだ。私は通りを何気なくただ適当に歩いた。企業戦士、外食族、肉体労働者、滷味、肉粽、鹽水雞、鱔魚意麵、臭豆腐、蚵仔煎を売ってる小さな露天をぐるりと眺めながら。 民權西路と雙連駅の間の細い公園で、ベンチに腰を掛けた。公園は少し暗く、雙連駅の明かりが眩しく光る。耳をすませると、車やバイクが行き交う喧騒の中でわずかに生活音が聞こえる。テイクアウトした豆花をあけると、冷たい水滴で手が濡れた。お椀の中には豆花、ハトムギとかき氷。

一口食べる。 なんとも冷たい。

西城帶路 通のこだわりポイント

1.店裡面也有挫冰通常可以選擇四樣配料,夏天吃帶著芋圓的挫冰,是一種瞬間感覺復活的老派台灣生活。
1.豆花ではなく、かき氷のみの注文も可能で通常4つのトッピングを選ぶことが可能。夏は芋圓をトッピングすると、伝統的な台湾を感じられます。

2.杉味豆花自己熬煮的蓮子、芋頭相當的香甜,價錢比其他的配料貴一點,但為了吃到他們,多花一點錢也是值得。
2.杉味豆花自身で煮込んだ蓮の実、タロイモは素材の甘みがしっかり感じられ、他のトッピングよりも少し割高ですが、食べる価値ありの一品です。

3.點挫冰的時候,注意不要把百香果醬有紅豆、蓮子、芋頭、花生這樣的配料一起點,如此搭配實在太複雜了。
3.かき氷を注文する際、パッションフルーツジャムをあずき、蓮の実、タロイモ、ピーナッツのようなトッピングと一緒に注文しないでください。味がより複雑になっていしまいます。

杉味豆花 住所:大同区民生西路172号
営業時間:平日 12:00 – 01:00 週日 12:00 – 00:00 
席数:33
料理/平均利用額:豆花(兩樣配料) NT$50・挫冰 NT$60
TEL:02 2559 3555
#雙連駅徒步7分